【Linux】ブルーライト軽減
今回Linuxの画面輝度の調整でブルーライトを軽減できないかと調べてみたところ、「Redshift」というソフトが良いそうなのでインストールして使ってみた。
PCは「Debian stretch」です。
インストール
以下コマンドを実行するだけ(Debian系)。
~$ sudo apt-get install redshift
インストールされたのはバージョン「1.11」だった。
GUI版
私は入れていないが、GUI版も公式で用意されてるようだ。上記の「redshift」に加えて「redshift-gtk」をインストールすればいい。
インストールは以下のコマンド。
~$ sudo apt-get install redshift redshift-gtk
システムトレイにアイコンが表示されてOn/Off等、操作ができるみたい。
使い方
オプション
色温度を指定して実行する場合。以下の例では3500K。
~$ redshift -O 3500
元に戻す(Redshiftをオフ)。
~$ redshift -x
現在の状態の表示。
~$ redshift -p
その他のオプションの使い方は以下コマンドで。
~$ redshift -h
設定ファイル
設定ファイルは「~/.config/redshift.conf」に手動で作ればいいみたい。
ファイルの内容は以下、値を変更したところは赤。勝手に翻訳しました。
; Redshiftのグローバル設定
[redshift]
; 昼と夜の色温度設定
temp-day=5700
temp-night=3500
; 昼・夜の間で色温度のスムーズな移行を有効/無効
; 0: 昼から夜へ直接変化する
; 1: 色温度を徐々に変化する
transition=0
; 画面の輝度の設定(デフォルトは1.0)
brightness=0.6
; 昼・夜に異なる設定を使用できます(バージョン1.8以降)
;brightness-day=0.7
;brightness-night=0.4
; 画面のガンマの設定(全色、またはRGBに対して個別に適用する)
gamma=0.8
;gamma=0.8:0.7:0.8
; ガンマの設定も昼・夜で変えられます(バージョン1.10以降)
;gamma-day=0.8:0.7:0.8
;gamma-night=0.6
; ロケーション・プロバイダの指定 'geoclue', 'geoclue2', 'manual'
; 'redshift -l list'コマンドで指定可能な値を表示します
location-provider=manual
; 画面の調整方法の指定 'randr', 'vidmode'
; 'redshift -m list'コマンドで指定可能な値を表示します
; 'randr'を推奨、'vidmode'は古いAPIですが'randr'が機能しない場合でも機能します
; 調整の設定は別のセクションに存在する
adjustment-method=randr
; ロケーション・プロバイダの設定
; 'redshift -l <PROVIDER>:help'コマンドで設定を表示します
; 例えば'redshift -l manual:help'とか入力します
; グリニッジの西側の経度(アメリカなど)は負の数ですので注意してください
[manual]
lat=35.6
lon=139.6
; 画面の調整の設定
; 'redshift -m <METHOD>:help'コマンドで設定を表示できます
; 例えば'redshift -m randr:help'とか入力します
; この例では、randrは画面1を調整するようになっている
; 画面番号は0から始まるので実際には2つ目の画面を調整する
; このオプションが指定されていない場合はすべての画面を調整する
[randr]
; screen=1
おわりに
最初はだいぶ赤く感じたが慣れればマシになった。目は確かに楽だ。でも、常に赤い必要はないので暗くしたいときに'redshift -O 色温度'で色温度のみ指定して使っている(設定ファイルのbrightnessは効く)。パソコンを長時間使う人には是非オススメしたい。