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【体験談】お尻にできた粉瘤(アテローム)は炎症起こすから早く取るべき

お尻にできた粉瘤が炎症を起こしちゃって切開して除去したので、今思うことを書いていく。

すでに私と同じ状況に陥っている人

切開して病院での洗浄・綿の詰替えが終わると自分で処置をしていくことになる。
不安だったので検索したけど、あまり詳しい情報が得られなかったので先に私的注意事項とか書いておく。
ちなみに処方された薬は「イソジンシュガーパスタ」。

 

患部がパッカリ開いていて怖くてお風呂に入れない

綿の詰替えに耐えられたなら大丈夫。恐怖心が邪魔をしているだけだった。私はフルチンで1時間ほどググって同じ境遇の人を探してました。
綿の詰替えが 10 なら お風呂は 3〜4 くらいの痛み。シャワーの温度は体温に近い38℃にした。

 

どうやって洗うのwww

ボディーソープをよく泡立てて指の腹で軽く洗った。シャワーは直接患部に当てた。鋭い痛みが来るので一瞬当てて休憩を5回ほど繰り返した。
お風呂中は耐え難い痛みがズキズキ続くとかいうことはなかった。
タオルだと雑菌がいるんじゃね?と思い、患部はガーゼで水気を取った。

 

ガーゼが上手く貼れない

テーブルをアルコール消毒してその上で作業を行った。まず、滅菌ガーゼを取り出して先に4辺にテープを貼っておき、イソジンシュガーパスタをガーゼに盛って患部に当てました。
皮膚にテープをくっつける前にガーゼを動かし傷内部にイソジンシュガーパスタが入るようにしました。
実際しっかり入っていたかはわかりませんでしたが、問題ないようでしたのでそんなに神経質になる必要はないかもです。

 

イソジンシュガーパスタが固まって傷とガーゼがくっついて剥がせない

私は確認せずベリッと剥がして結構出血しました。その後は確認しつつガーゼをめくり くっついていたら、そのままシャワーを浴びました。
お湯でシュガーが溶けるんで体を洗う頃には簡単に剥がせました。

 

テープの粘着が皮膚に残る

無視するのが無難。私はベンジンAをガーゼにつけてこすったが、患部には触れていないのにしみた。
3Mのスプレー クリーナー30でも試みたが、ベンジンAよりましだった。オススメはしない。

テープを貼ってる部分がかぶれてきた

私は1週間ほどでテープの箇所がかぶれてきました。一応蒸れにくい、かぶれにくいってテープは使っていたんですけどね。
テープが剥がれやすくなっちゃいますが、市販のエプールUFという薬をかぶれた箇所に塗布してからガーゼを貼りました。
病院でそれを伝えたところ、それでいいと言うことでした。一応粉瘤患部には付かないように気をつけました。

粉瘤(アテローム)ってなんぞ

皮膚の下(中)に袋状構造物が作られて、本来皮膚から出る老廃物が溜まって生成される腫瘍らしい。
ちなみに良性腫瘍なので粉瘤自体が悪さをすることはないみたい。

伝えたいこと

お尻に出来た粉瘤は早めに取っておいたほうがいい。
大事なのは「お尻に出来た」だ。私自身胸にも粉瘤があったが炎症なんて一度も起こしていない。でも徐々に大きくなってきたので結局は取った。

お尻見せるの恥ずかしいとかケツ毛がーとか思う人がいると思う(自分もそうだった)が、お尻は座るたびにに圧が掛かって皮膚にダメージが多い。だから細菌が粉瘤に入って炎症を起こしやすいはず。多分みんなも想像が付きやすいと思う。
で、炎症を起こすと急に赤く膨れだしてかなりの痛みがくる。実際歩くのすら辛い。
そして結果的に炎症を起こしてから病院に行くと通院する回数が増える。つまり、お尻を人に見られる回数も格段に増える。
だから、余裕があるうちにお尻の手入れをして早めに病院で取ってもらうべきなんだ。
また、女性の場合なんかは傷の大きさも気になるようになってしまうだろう。

どんな感じだったか簡潔に書く

近場の皮膚科に助けを求めてもここでは処置できないと言われ総合病院に行くことになった。
炎症を起こしていると応急処置で局所麻酔をし粉瘤の箇所をメスで開かれ中身を絞り出される。そしてパッカリと空いた穴にパンパンに綿を詰められる。2時間ほど経つと麻酔が切れてきて動くたびに激痛が走った。
数日間病院に通い、麻酔なしで綿を取り出し中を洗浄し、また綿を詰められる。洗浄はただの激痛だが、綿の出し入れは吐き気を催すくらいの激痛だった。
この数日間はお風呂には一切入れない。

病院での洗浄・綿の詰替えが終了すると、お風呂が解禁となる。が、傷を石鹸で中まで洗いシャワーを直接当ててしっかりと洗浄しなければならない。お風呂から出たら処方された「イソジンシュガーパスタ」とかいう私にも作れそうな名前の薬を傷の中に入れるように塗布しなければならなかった。
この作業がだいたい2週間半ほど続いた。どうやら感染が治まるまではこれが続くとのことだ。

その後は切開した傷を治す薬を処方され終わった。

私の場合炎症を起こしていたが粉瘤の袋もちぎって取り出してくれていたらしい。
調べたら炎症を起こしている粉瘤は袋の摘出は困難らしく、内容物を絞り出したあと治癒させ粉瘤を再発させてからの摘出(大体3ヶ月後)になることが多いようだ。
良い先生に処置してもらって良かった。。。



このお尻の粉瘤との付き合いは結構長いので以下にこれまでの経緯をダラダラと書いておきます。暇な人だけ見てみてね(ほぼ自分用)。

私の体験談

専門的な知識はないため、私がお尻の粉瘤とどう付き合ってきたかを徒然と書いていきます。

最初に気付いたのは大学時代

私は高校生の頃から食事が偏るとお尻にニキビ(吹き出物)が出来やすい体質でした。
ニキビの場合は座るときに少し痛い程度で市販薬を塗って一週間ほどで消えていました。
で、粉瘤が出来たのは大学一年目。ニキビではないシコリのようなものが出来ているのに気づきましたが、小さかったし座るときも痛くなかったため特に気にしていませんでした。
一年ほど経ってから若干大きくなった?的な感じでした。

粉瘤から中身が出た

大学二年目だか三年目に硬い椅子に座ると粉瘤の部分が若干痛み出していたんですが、我慢できる程度だった。とりあえず、市販薬を塗って様子を見ていたんですが、痛みは治まらず、膨らんできているのがなんとなく分かっていた。
場所が場所なので「病院行かないとなぁ」と思いつつ先延ばしにしていた矢先、朝ウンコをするために便座に座った途端、粉瘤が破れて中身が出てきちゃったんですよ。痛いし血も出てるので即最寄りの皮膚科に行きました。
皮膚科では粉瘤をつねる感じで中身を出してもらいました。もちろんそれなりに痛かったが我慢できる程度の痛みだった。その後数回通った程度で粉瘤は小さくなり、そのまま大きくなるようなこともなく無事に大学を卒業しました。
ちなみにこのシコリが粉瘤だと判明したのがこの皮膚科に行ったとき。

なんかデカくなってね?

大学を卒業してから6年ほど経過し、実家に帰ったときに薄いズボンを穿いていたら母が「お尻のシコリ大きくなってない?」と言ってきた。
私自身少し成長してるなとは思っていたがズボンの上からでも分かるくらいになっているのかと少し驚いた。とりあえず母には「これ以上大きくなるようだったら取ってもらいに行く」と言って少し様子を見ることにした。

粉瘤を取ると決心

一年くらい粉瘤が大きくなっていないか気にしていた。やっぱり徐々に大きくなっていることが自分でも確認できた。
ちょうど夏に差し掛かりつつある時期だったので、少し涼しくなって汗で蒸れにくい時期になったら病院へ行こうと計画をしていた。
摘出後は傷が痛いだろうと思って、少しでも痛まず座れるようにと座布団なんかも試しで買ったりして準備をしていた。

ある日、仰向けで寝転がるとお尻の粉瘤が圧迫されるような感覚が出てきた。それまでは座るとき以外なかったのに、だ。
自分でもおかしいと思った。それまでにないペースで粉瘤が急拡大していたので、もう病院行かないとやばいと察したが、そんなすぐに都合をつけられるわけもなく次の日。そしてまた次の日。

パンツが擦れるだけで痛い

朝起きると粉瘤がめちゃくちゃ痛い。とても座れるような状況じゃなかった。
粉瘤のある側のお尻を浮かせて座ってとりあえず日中はしのいだ、そのせいで腰も痛くなって最悪だった。
夕方に近場の皮膚科に行ったが、ここでは対応できないので総合病院(大きいとこ)に行くようにとの指示を頂いた。
夕方に外来を受け付けているわけもなく、一応電話でも問い合わせたが結局翌日の朝一に行くことにした。

炎症性粉瘤で即切開

病院へ行き、診察室で私の汚いお尻を見せたら、炎症を起こしているということで「今からメスで開きますけど明日も病院に来れますか?」と聞かれた。
私は前に胸の粉瘤を取ってもらったことがあった。そのときは血液検査やエコー、手術の計画書?とか同意書みたいなのあって心の準備が出来たが今回はなかった。
とにかく痛みから開放されたかったので、なんとかすると言って切開してもらった。

手術の内容は局所麻酔をして「これは痛くないですか?」と確認され切り開かれ、中身を絞り出された。
その後ピンセットか何かで千切られている感覚があった。後から知ったが、粉瘤の袋も一緒に摘出してくれていたらしい。

普通の粉瘤摘出とは違い、ハサミで切ったり、電気メスで止血、裁縫なんかはされず、綿をギュウギュウに詰め込まれて終わった。
メスの痛みは感じなかったけど絞り出されたり、千切られているとき、綿を詰めるときは痛みがあった。
もちろん麻酔を追加するかは聞かれたけど我慢できる程だったので断った。

当日に帰宅はできるんだけど、綿が詰まってるせいか麻酔が切れるとすっごく痛かった。入院した方が楽なんじゃないかと思う。
処方された薬は炎症止め(?)の抗生物質と疼痛止めの薬。痛いとか言ってるけど疼痛止めは1錠も飲まなかった。
痛いのは嫌いだけど痛覚は愛しているんだ。

また、洗浄と綿の詰替えのため数日間通院することになった。

洗浄と綿の詰替えで通院

翌日から切開した箇所の綿を取って洗浄し、新しい綿に詰め替える処置を受けた。

これが麻酔なしで行われるので、とても耐え難いほどの激しい痛みがあった。
洗浄自体はそこまでではなかったが、綿を取り出す時と詰めるときは足が勝手に動いてしまい看護師さんに抑えられつつさすられながら行われた。
もう二度とこの痛みは味わいたくない。

炎症がある程度収まったらこの処置は終わるっぽい。私の場合3回だったと思ったが、地獄だった。
その後は「イソジンシュガーパスタ」という薬が処方され、自分で処置をすることになった。

自宅での処置

毎日の通院は終わり、自宅で処置を行い翌週に経過を見せに病院に行くようになった。

自宅での処置だが、石鹸でしっかりと中まで洗浄してシャワーを直接当てて洗い流す。お風呂から出たらイソジンシュガーパスタを傷口に押し込むということを行った。
初日の夜、ガーゼを外して切開部と初めてご対面したわけだが、お風呂に入るのが怖くてそのまま1時間ほど入ることができなかった。
傷を例えるなら、フクロダケの傘の部分に十字で切れ込みを入れた感じだった。

なんとか勇気を出して入ってみたら、想像していたより痛くはなかった。綿の詰替えの痛みを10としたら3〜4くらいだった。
石鹸よりもシャワーを当てたときの方が鋭い痛みだった。

その後

翌週病院に行き見てもらったが、感染が収まっておらず、更に2週間イソジンシュガーパスタを詰め込む作業が続いた。
感染が収まったら傷の治癒をサポートする薬が処方されイソジンシュガーパスタからは卒業になった。
それから1週間後に病院へ行き、順調に回復しているかを確認してもらって終了となった。

おわりに

今となっては私の場合は取るべきだったという話で、皆様もそうかというとわかりません。
とにかく粉瘤を摘出しないでいると炎症を起こす可能性があるということを知っておいた方が良いかなと思いました。
摘出するもしないも自己責任でお願いします。
また、同じ境遇に陥っている人、この記事が少しでも安心や参考になれば幸いです。
お大事に!!