turtlechanのブログ

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Manjaro Linux 日本語入力の設定

Manjaro Linux で日本語入力ができるようにするための設定です。

Manjaro のインストール時に日本語を選択してインストールしていれば UI はばっちり日本語で表示されますが、日本語入力環境は整っていません。自分でインストールする必要があります。

はじめに

Manjaro の公式にちゃんと「日本語の設定」が説明されているので、基本的にはこれに従って設定すれば良いです。ありがとうございます。

ただ、古い(?)。

日本語入力環境の設定

今回は「fcitx-mozc」を入れて日本語入力環境を設定します。

公式には

$ sudo pacman -S fcitx-mozc fcitx-gtk2 fcitx-gtk3 fcitx-qt4 

と書かれていますが、fcitx-qt4 がManjaroのリポジトリには存在しないようです(AURにはある)。最終更新が2015年となっているので多分古いんでしょうね。
現在では fcitx-qt4 ではなく fcitx-qt5 を入れれば良さそうです。

また、上記のものがまとめられた fcitx-im グループが用意されているので、そちらをインストールしたほうが入力が少なく済みます。

fcitx-mozc のインストール

前置きが長くなりましたが、以下のコマンドでインストール。

~$ sudo pacman -S fcitx-im

実行すると以下のようになる。

[sudo] turtle のパスワード:
:: 4 個のパッケージがグループ fcitx-im に存在します:
:: リポジトリ community
   1) fcitx  2) fcitx-gtk2  3) fcitx-gtk3  4) fcitx-qt5

選択して下さい (デフォルト=all): 

デフォルトのまま全部インストールすればオッケーです。

設定

fcitx がデフォで使われるように設定します。公式そのままですが、一応書きます。

~/.xprofile に以下を追記。

export LANG="ja_JP.UTF-8"
export XMODIFIERS="@im=fcitx"
export XMODIFIER="@im=fcitx"
export GTK_IM_MODULE=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx
export DefaultIMModule=fcitx

~/.bashrc に以下を追記。

export GTK_IM_MODULE=fcitx
export XMODIFIERS=@im=fcitx
export QT_IM_MODULE=fcitx

上記のものを追記したら、ログアウトしてログイン(X window を再起動)すれば反映されます。

 

おまけですが、コマンドで追記していくには以下を実行。

~/.xprofile
~$ echo 'export LANG="ja_JP.UTF-8"' >> ~/.xprofile
~$ echo 'export XMODIFIERS="@im=fcitx"' >> ~/.xprofile
~$ echo 'export XMODIFIER="@im=fcitx"' >> ~/.xprofile
~$ echo 'export GTK_IM_MODULE=fcitx' >> ~/.xprofile
~$ echo 'export QT_IM_MODULE=fcitx' >> ~/.xprofile
~$ echo 'export DefaultIMModule=fcitx' >> ~/.xprofile
~/.bashrc
~$ echo 'export GTK_IM_MODULE=fcitx' >> ~/.bashrc
~$ echo 'export XMODIFIERS=@im=fcitx' >> ~/.bashrc
~$ echo 'export QT_IM_MODULE=fcitx' >> ~/.bashrc

再ログインを忘れずに。

おまけ

fcitx の 設定ツール(GUI)はインストールしていないので、GUI上で設定しようとすると「設定モジュールないよ」って言われてテキストエディタが立ち上がります。
GUIで設定したい場合は別途設定ツールをインストールする必要があります。

GTK+3ベース

~$ sudo pacman -S fcitx-configtool

KDE

~$ sudo pacman -S kcm-fcitx

 

以下、私が個人的に fcitx で変えている設定です(メモ)。

日本語入力(IME)のオンオフ切り替えのショートカットキーを「Ctrl + Space」から「Shift + Space」に変える。

~/.config/fcitx/config をテキストエディタで開いて

TriggerKey=CTRL_SPACE ZENKAKUHANKAKU

TriggerKey=SHIFT_SPACE ZENKAKUHANKAKU

に書き換えます(多分3行目)。

vim で作業する時 入力モード → ノーマルモード で日本語入力(IME)がオフにならないのが嫌なので、fcitx のショートカットで対策します。

# InactivateKey=

InactivateKey=CTRL_[ ESCAPE

に書き換えます(多分36行目)。

おわりに

参考になれば幸いです。