【Linux】フォントの追加
Linuxでフォントを追加する方法。
フォントの追加方法
Debian系で読み込まれるフォントの場所は、主に以下の3つ。
- '~/.fonts/': 特定のユーザーのみに適用される。
- '/usr/local/share/fonts/': システム全体に適用される。
- '/usr/share/fonts/': 最初から入ってるやつ。
RedHat系の場合は以下。
- '~/.local/share/fonts': 特定のユーザーのみに適用される。
- '/usr/local/share/fonts/': システム全体に適用される。
- '/usr/share/fonts/': 最初から入ってるやつ。
上記のディレクトリ下を再帰的に検索してくれるので、追加したいフォントを目的のディレクトリ下の適当な所に配置すればいい。
フォント追加の例
今回は私が普段愛用しているフォント'Ricty Diminished'を追加します。
GitHub - edihbrandon/RictyDiminished: Ricty Diminished --- fonts for programmingから'RictyDiminished-Regular.ttf'を使用させていただきます。
次のコマンドで、ホームディレクトリにダウンロードしておきます。
~$ wget http://raw.githubusercontent.com/edihbrandon/RictyDiminished/master/RictyDiminished-Regular.ttf -P ~/以下に、Debian系とRedHat系のフォント追加の例を書いておく。
Debian系の場合
特定のユーザーのみに適用
'~/.fonts'ディレクトリを作成します。
~$ mkdir ~/.fonts'~/.fonts'の中に'RictyDiminished-Regular.ttf'をコピーします。
~$ cp ~/RictyDiminished-Regular.ttf ~/.fonts/これで追加完了。
システム全体に適用
'/usr/local/share/fonts'の中に'RictyDiminished-Regular.ttf'をコピーします。
~$ cp ~/RictyDiminished-Regular.ttf /usr/local/share/fonts/※staffグループに所属していない場合には'sudo'が必要。
これで追加完了。
RedHat系の場合
特定のユーザーのみに適用
'~/.fonts'ディレクトリを作成します。
~$ mkdir ~/.local/share/fonts'~/.local/share/fonts'の中に'RictyDiminished-Regular.ttf'をコピーします。
~$ cp ~/RictyDiminished-Regular.ttf ~/.local/share/fonts/これで追加完了。
システム全体に適用
'/usr/local/share/fonts'の中に'RictyDiminished-Regular.ttf'をコピーします。
~$ cp ~/RictyDiminished-Regular.ttf /usr/local/share/fonts/※staffグループに所属していない場合には'sudo'が必要。
これで追加完了。
反映されない場合
追加しても反映されないことがあるらしい。その場合は、次のコマンドでフォントのキャッシュを更新。
~$ fc-cache'-v'オプションを付けると進捗具合がわかる。
おわりに
特定のユーザーのみに適用する場合は、Debian系とRedHat系でディレクトリが違うんですね。確認するのが面倒臭いから見てないけど、たまに動かすScientific Linuxは'~/.fonts'に入れてたような。。。
